生物多様性・自然環境

平成30年度 経済社会における生物多様性の主流化の促進に関する調査・検討委託業務(JV)

  • 発注者環境省
  • 期間2018.9~2019.2

 国際社会においては、生物多様性を人の暮らしや企業活動の経営基盤を支える重要な資本の一つとして捉える「自然資本」という考え方が注目されており、企業が自らの事業活動が自然資本に及ぼす影響を評価し、自然資本を適切に管理していく「自然資本経営」が、生物多様性の保全のみならず、持続的な企業経営、国際競争力の強化にも繋がるものとして期待されています。
 本業務は、昨年度環境省が、事業者が生物多様性に配慮した活動に自主的に取り組むことを促進するために作成した「生物多様性民間参画ガイドライン」等と合わせて、更なる企業・団体の生物多様性分野における民間参画を促進するための検討等を行うものです。

  弊社は、本委託業務のうち、以下を担当しました。

●投資家が企業の取組を評価する情報の整理
 投資家の生物多様性に関する認識等についてヒアリングを実施し把握するとともに、「投資家等に向けた生物多様性に関する理解を促進する資料」、「事業者に向けた投資家の視点を整理した資料」を作成しました。

●企業の生物多様性の保全・持続可能な利用に関する取組の収集・整理
 企業のサステナビリティに関するランキング(ESG指標:DJSI、ESG指数:MSCI、FTSE Blossom、企業格付:CDPなど)上位国内企業10社のサステナビリティに関する取組の事例集素案を作成し、生物多様性に関する取組の位置づけや優先度等の分析を行いました。

●生物多様性とSDGsの17ゴールの関係の整理
 企業・団体に対し、SDGsのゴールを達成するためには生物多様性の保全・持続可能な利用に関する取組が欠かせないということを認識し、行動を促すことを目的に、生物多様性とSDGsの関係性について、概要や国内外の具体的な事例をゴール毎に整理しました。

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