アメリカのミティゲーションバンク実態調査
- 発注者民間
- 期間2005.6~2005.7
わが国でも新たな大規模開発はピークを過ぎ、開発用地として購入された山林などが塩漬けの状態にあります。また、後継者がいない農地は放棄が進み、荒廃した自然となっています。そこで、こうした比較的規模の大きな土地を、自然再生や、生物多様性の保全・回復に活用する可能性を探るため、当社の企画により、アメリカ カリフォルニア州とワシントン州におけるミティゲーションバンクの実態調査を行いました。
現地では、連邦機関であるEPAや州レベルの環境部局に対する制度の立案・普及のコツに関するヒアリングの他、開発事業者である州高速道路局が率先して用地確保を進めている例、民間事業者が収益事業としてバンクを経営している例など、多角的な知見を収集しました。