新宿御苑CO2削減対策調査
- 発注者環境省自然環境局新宿御苑管理事務所
- 期間2005.11~2005.12
2006年に100周年を迎える新宿御苑は、年間来場者114万人を超える都区部第一等の大規模緑地であり、ここでの先進的な取り組みは、国内活動への高い普及効果が期待できます。
本調査では、新宿御苑内の栽培温室を主なターゲットに、現況診断と問題点の確認、省エネルギー/新エネルギー導入によるCO2排出削減量の推計等を行い、その改修工事の設計条件を導きました。
調査の結果、温室の保温効果を高める複層ガラスの採用、ガスボイラーからの供給管の保温強化、太陽光発電の導入が有効と判断しました。
現況でのCO2排出量は約90t/年ですが、採用技術によるCO2削減量は約30t/年と想定され、本改修によるCO2削減効果は年間約33%と推計しました。