パキスタン国カラチ市内国道5号線改善計画準備調査
- 発注者民間
- 期間2015.1~2016.6
パキスタンは、国土面積は日本の約2倍、人口1億8000万人を擁する大国です。1947年の独立直後の首都であったカラチは、現在都市圏人口が1千万人を超え、極めて重要な港湾都市、産業都市、軍事都市に成長しました。
本調査は、カラチ港とカシム港を結び、またこれらの港湾で荷揚げされた物資を国内各所へ運ぶ幹線道路を、既存の道路区域内で舗装拡張すると同時に、通過車両と近隣アクセス車両を区分することで渋滞の回避・解消を目指す基本設計を行いました。
当社は、現地コンサルタントの協力を得ながら、未舗装部分における経済活動・社会活動・私有財産を細かく記録し、事業実施による社会経済的な影響の把握、事業実施者であるカラチ市の政策とJICAガイドラインが求める公平・公正な影響緩和策のどちらも満足しうる影響緩和策の立案に向けた協議・検討の推進、影響緩和策案の取りまとめを行いました。