鎌原観音堂周辺整備構想
- 発注者嬬恋村
- 期間2014.6~2015.2
鎌原観音堂は、天明3年の浅間山大噴火を生き抜いた旧鎌原村の子孫により大切に護られてきました。昭和54年の学術調査で、多くの埋蔵物が発掘され、村では、昭和58年に「嬬恋村郷土資料館」をオープンさせ、鎌原観音堂と併せて噴火の惨状と旧鎌原村の繁栄を忍ばせる展示により「日本のポンペイ鎌原」をイメージさせる取り組みを行ってきました。
鎌原観音堂は、永年、地域の皆さんにより維持・管理されてきました。また、訪れた観光客に無償で湯茶や漬け物の接待及び観光ガイド等のサービスを提供し大いに喜ばれています。
こうした地域の皆さんの手作りで守られてきた観光資源を後世に伝承し、新たな観光資源の掘り起こしや施設整備、イベントの開催等により新たな誘客体制を確立することを目的に、鎌原観音堂周辺施設の整備計画を策定しました。