港区景観計画改定支援業務
- 発注者港区
- 期間2013.5~2015.3 (2カ年)
港区では平成24年度から景観形成計画の改定検討を始めました。本業務は平成25,26年度の受託業務であり、港区は平成27年度に改訂・施行する予定です。
港区では、平成21年8月に港区景観計画を定めて景観施策を進めており、その運用実績を基によりきめ細かい景観施策を進めること、環状2号線周辺などの新たな整備に主体的に関わっていくことなどを目的に景観計画の改定を進めています。
本業務では、一般地域については、色彩基準の見直し、斜面地の対象区域の設定、屋外広告物の配慮事項の検討を行いました。景観形成特別地区としては、外堀周辺地区、環状2号線周辺地区、田町・品川地区の追加指定を検討しています。
また、景観形成重要建造物の指定に向け、対象物の検討、保全のための支援策の検討等を行っています。
当初は、平成25年度に改訂案の策定に至る予定でしたが、併行して検討してきた高さ規制ルールとの調整、泉岳寺脇でのマンション建設に係る景観問題の発生を受けた主要な歴史的建造物の近隣地区での景観基準の見直しなどを図るため、平成26年度も引き続き、基準等の深化、他の施策・計画間との調整を行いつつ、景観計画改訂案の具体化を進めました。
なお、規制ルールであることから、検討は庁内委員会、景観審議会の議論・意見を得ながら進められ、その運営支援も行いました。
- ■環状2号線沿道のオープンカフェ
- ■泉岳寺脇のマンション建設