起雲閣保存建物事前調査・耐震診断・仕様設計及び実施設計
- 発注者静岡県熱海市
- 期間2002~2003.3
熱海市有形文化財(下記の4棟1門)に指定された起雲閣の保存仕様を調査・策定しました。
起雲閣の敷地と建物群のうち、庭園、門、和館1(孔雀)、和館2(麒麟、大鳳)、洋館1(金剛・ローマ風呂)、洋館2(玉姫、玉渓)について各建物の構造および内外仕様等について詳細な調査を行いました。そのうえで、各建物各部について、創建時の仕様を特定し、後世改変された部分については創建時の仕様を復原推定し、保存修理の具体的内容と方法を定めています。
なお、平成15年度は和館2(麒麟、大鳳)の保存活用整備を行いました。