生物多様性・自然環境

測量業務(葛西用水路キタミソウ生育調査)

  • 発注者埼玉県草加市
  • 期間2024.9~2025.3

埼玉県草加市の北東部を流れる葛西用水は、行田の利根大堰から取水し、草加市東部を南北に青柳から稲荷までの延長3.6kmを貫流して足立区へ流下します。享保4年(1719)、水田灌漑のためにつくられた農業用水路ですが、現在は都市化によりその役割は市民の憩いの場に変化しています。

葛西用水には、埼玉県希少野生動植物の種の保護に関する条例(平成12 年3月施行)により「県内希少野生動植物種」に指定されているキタミソウが生育しています。キタミソウは、日本では北海道、関東、熊本での隔離分布が知られているほか、農業用水路の特性である水位変化に適応して短期間で開花結実するといった特殊な生態が知られています。

草加市では、平成元年度から葛西用水路利用整備計画を策定し、水と緑を生かした市民の親しめる水辺として再生を図っていますが、整備にあたってキタミソウの分布を調査し、個体や表土の移植やキタミソウの生育しやすい環境の整備など保全措置を、地域の市民団体の意見を聞き、検討しながら進めています。
弊社は、2021年度に現況調査を実施した後、整備工事予定区間のフォローアップを行い、区間ごとの施工方法のアドバイス等を実施しています。

葛西用水路に自生しているキタミソウ(2024.11.1撮影)

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