セントルシア国カルデサック流域橋梁改修計画準備調査
- 発注者民間
- 期間2016.5~2017.3
本調査は、カリブ海の南東端近くに位置するセントルシア国の幹線道路橋梁の強靭化(洪水対策)を計画したものです。具体的には、首都カストリーズと空港を結ぶ東海岸道路の最北部がカルデサック川を横断する橋梁2か所に対し、洪水被害を受けにくいよう改修設計を行いました。
当社は、改修の複数案を環境・社会的側面から比較評価するとともに、優先案の実施に伴う計画段階、供用段階、供用段階の自然・公害・社会経済的影響の予測評価を行いました。
淡路島ほどの面積に18万人の国民が暮らすセントルシアは、観光と農業を産業の中心とする常夏の中所得国ですが、経済規模が小さいため失業率も高く海外への労働力流出も大きいなど、詳しく調べると深刻な課題も見えてきました。
河口部からさかのぼって河川環境を調査しました
検討対象となった橋梁
同じ橋の大雨時の状況
山地部の熱帯多雨林には樹状シダが生育しています
事業実施機関との協議