山梨県山梨市は、駅南側に広がる農業集落において、残存する蔵や石仏、水路、花や果樹を楽しめる果樹畑を活かして、魅力ある故郷づくりを進めることを目指しています。

  対象地区は、「駅からハイキング」といった交流イベントを行うなど意欲あるコミュニティ組織を残している地域で、まちづくりの会といった検討活動も開始していました。

  本業務は、これらの組織を核に住民会合を開催し、蔵や石仏などの魅力資源の保全・活用への合意形成を図りつつ、民家での塀の修景や川端（水の溜まる場所）の整備等を併せた道路の整備計画を策定しました。なお、民地側の修景については、任意の住民協定等を締結して、その整備を担保していくことにも合意しています。