東京都では、「公園の自然的景観の保全・再生（水辺の再生）」を掲げ、2020年度までに、都立公園の30の池についてかいぼり等の水質浄化対策を実施するとしています。
　本事業では、公募ボランティアと協働して、「小山田緑地の溜池」（町田市）と「小山内裏公園の内裏池」（八王子市）の2公園2池のかいぼりを実施しました。
　昨今、かいぼりはメディアで多く取り上げられたこともあり、エンターテイメント性のあるイベントとしての側面が強調されていますが、本来の『かいぼり』がもつ多様な効果を忘れてはいけません。
　かいぼりには、主に4つの効果（物理的な効果、化学的な効果、生物的な効果、社会的な効果）があり、これらが複合して水質浄化や生態系の保全に寄与しています。
　本事業では、公募ボランティアを対象とする講習会や、来園者への展示・解説等を通して、水質や生物的な側面からの現況と課題、かいぼりを行う目的や効果等について普及・啓発を図りました。かいぼり作業後には、池底を天日干しし、復水後に飼養していた地域在来の生物を元の池に戻しました。

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  公募ボランティアを対象とする講習会の様子
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  公募ボランティアによる生物レスキュー
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  天日干し中の池底の様子
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  捕獲生物と池の現況の解説