生物多様性・自然環境

まつぶし緑の丘公園外来生物駆除業務(2019年度)

  • 発注者埼玉県松伏町
  • 期間2019.5~2019.9

 外来カメ類の生息は、池水の富栄養化の一因である他、様々な水生動植物を捕食するなど悪影響を及ぼすため、早急な防除が望まれます。

 本業務では、水生生物を捕獲する際に一般に用いられる「もんどり」や、日光浴を行うカメの生態を利用した「浮島型カメ捕獲装置」、水面を遊泳するカメを効率よく捕獲できる「投網」、新たに試行した「置き針」により、合計で203個体の外来カメ類を捕獲しました。
 捕獲されたカメ類は、外来種の“ミシシッピアカミミガメ”、近縁の在来種ニホンイシガメと交雑してしまうことが問題となっている“クサガメ”の2種で、日本在来のカメは捕獲されませんでした。
 また、過年度に実施した個体数推定に基づくと、未だ多くの外来カメ類が残存していると考えられ、捕獲手法や捕獲時期を検討しながら、防除を継続していくことが重要です。


  • もんどり(ワナ)による捕獲

  • 浮島型カメ捕獲装置による捕獲

  • 投網による捕獲

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