（仮称）菜の花の広場・かのがわ古道事業は、生活道路の拡幅を住民が山梨市へ陳情したのが始まりで、山梨市は「まちづくり交付金」による拡幅及び修景整備として位置づけました。

  当社は、計画段階から実施設計を行う間（平成18年から21年）ワークショップを開催し、住民と行政の間における「広場」と「通り」の完成イメージの共有化のもと、行政と住民それぞれが対応する対象を明確にし、実施設計に反映しました。道路拡幅整備では、水路の玉石護岸化と住民手作りによるブロック塀の板塀化が、広場整備では水路を引込み、水車を整備したことが特徴です。整備工事は、平成22年3月に完成し、広場の名称は「かのがわ広場」、拡幅道路の名称は「かのがわ古道」と正式に決まりました。