生物多様性・自然環境

まつぶし緑の丘公園外来生物駆除業務

  • 発注者埼玉県松伏町
  • 期間2018.4~2018.10

 外来カメ類の生息は、池水の富栄養化の一因である他、様々な水生動植物に影響を及ぼすため、早急な防除が望まれます。
 本業務では、外来カメ類が多数目撃されている、まつぶし緑の丘公園(埼玉県松伏町)において、外来カメ類の防除を実施しました。

 カメ類の防除には、水生生物を捕獲する際に一般に用いられる「もんどり」と、日光浴を行うカメの生態を利用した「浮島型カメ捕獲装置」を使用しました。また、新たな取り組みとして、主に魚類の捕獲に用いられる「投網」を併せて試行し、合計で292個体の外来カメ類を捕獲しました。

 捕獲されたカメ類は、外来種の“ミシシッピアカミミガメ”や、近縁の在来種ニホンイシガメと交雑してしまうことが問題となっている“クサガメ”が大多数で、日本在来のカメは捕獲されませんでした。
 2017年度に行った個体数推定に基づくと、未だ多くの外来カメ類が残存していると考えられ、捕獲手法や捕獲時期を検討しながら、防除を継続していくことが重要です。


  • 捕獲された外来カメ類

  • 浮島型カメ捕獲装置で捕獲された外来カメ類

  • 投網による捕獲状況

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